Ankiのインストール手順と初期設定(Windows10とiPhone,Android)

この記事ではぱーくんおススメの暗記アプリ「Anki」のインストール手順についてお伝えします。

特に最近のPCでは、インストール後、初めて手起動したときにエラーが起きることが多く「インストール失敗?」とびっくりすることがあるので、それについても。

スマホ(iPhone、Android)版のアプリのダウンロード

Ankiのスマホ版は「AnkiMobile Flashcards」という名前のアプリです。

それぞれ以下のリンクからダウンロードできます。

iPhone版だけが有料なんですよね。。作るの大変だからかな。しかし、有料でも買う価値はあります。

公式サイトからダウンロード(Windows、Mac、linuxの場合)

次に、PC版のダウンロード場所です。まずは、公式サイトへ行きます。

トップページに「Download」ボタンがありますので、それを押しましょう。

図1.公式サイトトップ

すると下の方にスクロールするので、WindowsとかMacなど、Ankiを使う環境を選択しましょう。

図2.公式サイトのダウンロード画面

Windowsでのインストール

Windowsにインストールする場合の手順と注意事項をご説明します。

ダウンロードは、「Windows」のタブを押し「Download Anki for 64 bit Windows 7/8/10」をクリックします。

使っているPCが32bit版の場合は、その下の32bit版の方をクリックしましょう。

図3.Windws版のダウンロード

インストール用のファイルをダウンロードしたら、ダブルクリックでインストールを開始します。
基本的にすべてデフォルトを選んでいけばOKです。

図4.Windws版のインストールの画面

これでインストールまで完了しました。

次に初回起動時の設定を行います。

インストール後の初回設定

初めて起動すると、Ankiの表示言語を選びます。

メニューやボタンの文言をどの言語で表示するかですので、基本的には日本語でいいのではないかと思います。

図5.言語選択の画面

言語を選んで「OK」ボタンを押すと、確認画面が表示されるので、「Yes」で確定します。

図6.言語選択の確定

これで起動されるはずです。

起動時にエラーが表示される場合

お使いのPCによっては、以下のようなエラーが表示されることがあります。OpenGLという画面描画用のライブラリのロードに失敗したメッセージです。

これが表示されたら、慌てず「OK」ボタンを押しましょう。

図7.エラーメッセージ

すると、以下のようなメッセージが表示されると思います。

図8.エラーメッセージ②

「最初に使った「software」タイプのグラフィック・ドライバのロードに失敗したので、次のドライバーを使用してみるよ」ということなので、「OK」ボタンを押して、再度Ankiを起動してみましょう。

ほとんどの場合はこれで起動でき、それが記憶されるので、次回からは問題なく起動できます。

数回起動してもエラーが消えない場合

その場合は、グラフィック・ドライバが最新でない可能性がありますので、グラフィック・ドライバを確認し、最新でなければ最新にすると起動できる場合があります。

グラフィック・ドライバの確認は、右下の「スタートメニュー」から「Windows管理ツール」⇒「コンピュータの管理」を選択します。

図9.「Windows管理ツール」⇒「コンピュータの管理」

表示された画面で「ディスプレイ アダプター」を開き、最新でない場合は「ドライバーの更新」で最新にします。

図10.ドライバーの更新

さて、無事に起動できましたでしょうか?
初回起動に成功すると、以下のような画面が表示されます。最初から「Default」というデッキがありますね。

暗記したいデータは「デッキ」に登録していくことになります。

全部をDefaultデッキに登録するのではなく、覚えたいまとまりごとに別のデッキを作ったり、ほかの人が作ったデッキをインポートして使っていきましょう。

図11.Ankiを初めて開いた画面

AnkiWebを通した、スマホやほかの端末との同期

AnkiはiPhone版やAndroid版など、スマホでも使用できます。

パソコン版の方で覚えるデータを入力して、スマホ版を使って、通勤、通学時に暗記するという使い方ができますよね。

「同期」を設定しておくと、パソコンで入力したデータがそのままスマホやほかの端末で見れます。途中まで学習した「状態」も同期されるので、自宅での学習の続きを外出先で行うことも可能です。

同期は、「AnkiWeb」というサイトを介して行われます。「AnkiWeb」に無料のユーザ登録をしておけば、複数の端末からそこに同期に行くわけです。

また、せっかく作ったデッキの保管場所という意味合いもありますので、登録をおススメします。

はじめに「AnkiWeb」に登録しましょう。

Registerページに行き、メアドとパスワードを登録します。

図12.AnkiWebのユーザ登録画面

すると、使用許諾の画面が表示されますので、下までスクロールして、チェックボックスにチェックし「Continue」ボタンを押します。

図13.AnkiWebの使用許諾画面(上部)
図14.AnkiWebの使用許諾画面(下部)

これで仮登録ができました。

先ほど入力したメアドにメールを送ったとのメッセージが表示されるので、メールの受信箱を見てみます。

15.メールによる本人確認

Ankiwebからメールが来ていたら、「Verify Email」をクリックして、本人のメアドであることを確認します。

図16.リンクをクリックして本人確認

このような画面が表示されれば登録完了です。

図17.本人確認OK

同期の開始と、バックアップデータの場所

さて、「AnkiWeb」に登録したので、同期を開始しましょう。

開始するには、Ankiの画面の「同期」をクリックします。

図18.AnkiWebとの同期開始

さらに、表示されたダイアログで、AnkiWebで登録したメアドとパスワードを入力します。

図19.AnkiWebとの同期の設定画面

初回同期時に、以下のようなダイアログが表示されることがありますが、「AnkiWebからダウンロード」を選択して大丈夫です。

初回はまだ使用するユーザ用のデータの保存場所に何もないためにこれが表示されますが、これを選択して保存場所にバックアップ・ファイルができると、表示されなくなります。

図20.ローカルPCへのデータ保存の確認メッセージ
デッキデータの保存場所

ここでの「保存場所」とは、このパソコンでの保存場所のことです。

Windowであれば、「C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming\Anki2\ユーザー 1」といったところにファイルができています。これを定期的に保存しておくと、いざというときにも復元が可能だったりします。

もちろん、AnkiWebには別途データがありますが、それが何らかの理由で見れなくなったり、壊れたりした場合の保険としても使えますよね。

まとめ

以上がAnkiのインストール方法と初回の設定方法です。

最後に、より実践的な使い方を説明した記事へのリンクも貼っておきます。

Ankiで自分で作る【最強!瞬間英作文デッキ】のススメ