Salesforceのオブジェクトには一意なID(ObjectId)があり、
以下のようにURLにつけてアクセスすると、そのオブジェクトの詳細画面にいけるのは皆さんよくご存知でしょう。
「https://ap2.salesforce.com/a002800000DPXuW」
⇒「a002800000DPXuW」の部分がObjectId
そればかりでなく、ObjectIdからいろいろなことが分かり、
知っていると便利なことがあるのでご紹介します。
ObjectIDの命名規則
ObjectIdには以下のような意味があります。
たとえば、私が組織に作成したカスタムオブジェクト「SampleObject1」を例に取ると、詳細画面のURLは
「https://ap2.salesforce.com/a002800000DPXuW」
となっていました。
a002800000DPXuW は15桁表記のIdで実際のIdは
a002800000DPXuWAAX の18桁です。
- a00・・・最初の3文字は「キープレフィクス(PrefixId)」と呼ばれ、オブジェクトを特定するのに使います。たとえば、皆さんよくご存知の「CONTACT(取引先責任者」のキープレフィクスは「003」です。
- 280・・・最初の2文字(ここでは「28」)で組織の属するサーバを特定します。ドメインの最初についている「ap2」とかの識別子ですね。最後の1文字(ここでは「0」は将来のために予約されています。)
- 0000DPXuW・・・これがオブジェクトの識別子です。
- AAX・・・最後の3文字は、大文字小文字を区別しないシステム用のキャラクタです。つまり、15文字指定だと、(case sensitive)なので、大文字小文字をきちんと指定する必要があります。最近のSFDCでは18文字のId指定を薦めています。
キープレフィクス(PrefixId)の取得方法
先日ご紹介した「Force.com Explorer」でオブジェクトを展開すると、確認することができます。
そのオブジェクトのidの最初の3文字がキープレフィクスですから、オブジェクトをブラウザで確認すれば、すぐに分かりますね。
「https://ap2.salesforce.com/a002800000VUWrW」
キープレフィクス(PrefixId)を知っていると、
「https://ap2.salesforce.com/a00」
のように「ドメイン+キープレフィクス」で下記のようにレコード一覧の画面に遷移します。
通常は、カスタムオブジェクトを作成したら、タブも作って表示させますが、
タブ数が多くなって、選択しづらいときや、組織のタブ数の制限で、タブを追加できないときなどでも、すぐに一覧を表示できるので、便利です。