日本で育ち、成長し、そして就職した私たちにとって日本の会社は基本的に静かなところが多いです(もちろん業種によっては騒がしい環境でがんばっている方もいるでしょう)。
殆どの会社は静かな環境が多く、周りのみんなが静かな環境なのに、自分だけ音を立てたり、うるさくしたりするシチュエーションはなかなかありませんよね。
ただし、中国では、中国現地の日系会社以外には、なかなか静かにするという文化がないです。
北京、上海などの国際大都市は近年レベルをどんどんあげていますが、その他の地方都市では、まだまだ雑然とした環境だということはよくあります。
さて、本日は周りの人に対し、「少し静かにして頂けますか?」とお願いするシチュエーションを見てみたいと思います。
「少し静かにして頂けますか?」・・・やさしく丁寧
「少し静かにして頂けますか?」の言葉をそのまま直訳すると「可以安静一点吗」といいます。
このフレーズを使うと、相手、または周囲へ静かな状況を求め、「静かにしてもらいたい」というメッセージを発信することはできます。
このフレーズは、言葉づかいの厳しさレベルから言うと、低いレベルつまり勧告的な、助言を表す程度です。
よほどのことがなければ、これを聞いた人は理解して静かにしてくれるはずです。
さて、これから「声のボリュームを落として」と「黙ってください」の使い方を見てみましょう。
「声のボリュームを落としてください」・・・やさしめ
「声のボリュームを落としてください」は「请小声一点可以吗」と言います。
直訳すると、「もう少し小声にして頂けますか?」という意味ですね。
この「声のボリュームを落としてください」と上記の「少し静かにして頂けますか?」は、ほぼ同じニュアンスです。
ぞんざいな態度でなく、普通に言えば、攻撃的な印象は、相手に与えないと思います。
また、相手に対し不愉快な感情を与える可能性も低いです。
ただ、中国では相手の気持ちを常に考えるかと言えば、そうではありません。
もし、まわりの人が迷惑するくらいうるさいか、自分の仕事に支障が生じるような局面の場合、もう少し強い意思表示をする必要があります。
「うるさいので黙ってください!」・・・結構強め
「うるさいので黙ってください」を中国語に訳すと「非常吵,请安静 / 非常吵,请闭嘴」と言います。
前半の「非常吵,请安静」が、非常にうるさいので、静かにして!の意味をあらわしています。
このフレーズは、やや厳しい使い方になります。
後半の「非常吵,请闭嘴」は、怒りの意味を表しており、「だまれ!」くらいの、結構厳しい気持ちを表します。
ここまで伝えると、その場の現状によっては、さらに事情が炎上する可能性があるため、よほどのことがない限りは使わないほうが良いと思います。。
「イラッ」となり、うるさい、黙れ!と言ってしまうと、後々事態の収拾が困難になるので、注意してください。
まとめ
言葉は私たち人間同士互いにコミュニケーションするため、不可欠かつ重要なツールになります。
但し、状況や問題の大きさによって色んな意味が出ってしまい、他人にとっては理解されたり、されなくなったり可能性もあります。
特に言葉中で、厳しく叱り、相手に対し注意を呼びかけて単語やフェーズでは、使う時に注意する必要はあります。
別の文書なかで説明したように、中国語は日本語のように謙譲的な言葉それほど多くありませんので、注意する必要あります。
少なくでは日本語は「相手に怒らさせ無く、拒否することはできる」の使い方であり、中国語ではそんなに謙譲的な言葉は多くありません。
言葉は心かけながらしゃべらないと相手を傷つけたりすることになりますので、特に謙譲的な言葉が少ない言語の中で、注意しながら使ってください。