SubversionのサーバをLinux(CentOS6.2)にインストールする手順です。
Windowsでのインストール、設定手順については、別の記事「Subversionサーバーをインストール(Windows編)」に記載しています。
まず最初に、subversionをyumでインストールしましょう。
yum install subversion
次に、リポジトリ用のフォルダを作成し、そこに、subversion用のリポジトリを生成します。
mkdir /var/myrepo/
svnadmin create /var/myrepo/
次に、svnserveサーバの設定を行いましょう。Subversionのサーバとしては、軽量なsvnserveサーバと、ApacheのWebDAVを利用したサーバ公開を利用できますが、まずはsvnserveで設定と動きを確認することにします。ローカルのネットワークでバージョンの管理を行うには十分です。
svnserve用の設定ファイルは、上記の例でいうと、/var/myrepo/confに「svnadmin create」コマンドにより生成されています。/var/myrepo/confに、authz、passwd、svnserve.confのファイルができているはずですので、確認してみましょう。
svnserve.confは、svnserveサーバが利用する、アクセス制限等を管理する設定ファイルですので、このファイルに、以下のように設定をします。
[general]
anon-access = none
auth-access = write
realm = MyRepository
password-db = passwd
最後に、「password-db = passwd」という記述がありますが、これは、パスワード用のファイルは、「passwd」ですよという意味です。
そこで、passwdファイルに以下の記述を追加します。
[users]
koji = kojipass
では、svnserveを起動してみましょう。
svnserve -d -r /var/myrepo/
で起動できます。-d はデーモンモードでの起動、-rはrootのリポジトリをどこにするかを意味しています。
また、デフォルトのリスナーポートは3690になります。
それでは、接続を確認してみましょう。
svn co --username koji svn://localhost
で接続すると、パスワードの入力が求められますので、「passwd」ファイルに記述したパスワードを入力します。
すると、以下のようにリビジョンがチェックアウトされます。
起動したsvnserveデーモンを停止する場合には
ps alx | grep svnserve
でプロセスIDを確認し、killしましょう。